当会設立10年目を迎えた第10期総会、およびこれを記念した講演会を実施しました!
本年度は、当社団はその前身である「日本から台湾の世界遺産登録を応援する会」設立から10年目を迎える節目となる年です。
設立当初は非常に小さな団体でしたが、おかげ様で今では会員数も200名を超え、日本全国に11の支部の設立に至りました。
改めて会員皆様のご協力ならびにご支援に感謝申し上げます。
■総会について
これまで会員へのコンテンツとして、会報誌「恵風」の送付や、台湾の魅力ある地域を楽しく学ぶ「楽習会」、そして実際に現地へ行って交流する「スタディツアー」を開催してまいりました。新型コロナウイルスの影響を受け、なかなか現地に行く機会も創出できなかったこともありましたが、これからの10年は台湾支部との協働により、現地との交流機会を増やし、日本での活動をまずは台湾全土、そしてさらには広く国際社会に周知すべく活動してまいります。
本総会では、オンライン参加を含め37名、議決権行使11名、委任177名で、定款上の定数を満たし、総会は有効に成立致しました。
■記念講演について
設立10周年記念に相応しい講演会として、今回は2本立てで進行しました。
講演1.当会 台湾支部長 辛正仁より
『本会創立10周年記念行事「阿里山に千年後の神木を植樹しよう!』
と題し、7月に世界遺産候補地「阿里山」にて執り行う記念行事の事前案内をいたしました。また、辛支部長は初代代表理事でもあり、設立当初からの取組や苦労も含めて、この会への熱い想いを語っていただきました。
講演2.鳴門教育大学教授 金野誠志様より
『新北市の世界遺産教育とその目的-2016年國中教材に視点を当てて』
と題し、世界遺産登録の無い台湾の学校教育において、どのように世界遺産教育がなされ、どのように地域での理解浸透がなされているのか、ご研究されてきた内容についてご紹介いただきました。そこには世界遺産のない台湾だからこそ客観的な事実に基づいて表記された教科書であったり、当会の進むべき方向性についても重要なご示唆を頂戴いたしました。
会員皆さまへ>>次の10年に向けて、当会の活動領域を広げるべく精進してまいります。今後の飛躍にご期待ください!